高等学校 コースとカリキュラム Course and Curriculum

新渡戸文化学園の最上位理念

Happiness Creator

幸せ創造者

本校の理念には、初代校長である新渡戸稲造氏の言葉が大きく影響しています。
100年近く前に 残された言葉は、今の時代を予見していたかのよ うなものが沢山あります。
新渡戸氏の教え、そして予測不可能時代といわれる現代において見いだした理念こそが、Happiness Creatorです。

新渡戸稲造が目指した教育

江戸、明治、大正、昭和と、劇的に変化する時代を生きた新渡戸稲造が、教育に求めたことは知議よりも見識(本質を深く見通す力)、学問よりも人格でした。

社会が大きく変わり価値が定まらない激動の時代を生きる今こそ、新渡戸稲造の目指した教育を現代版で実践していきます。

新渡戸稲造の教育は、「知行一致」という言葉も大切にしました。
知っていても行動しないのは、知らないことと同じというのです。
だからこそ行動にこだわる教育をデザインしました。

本校のこれからの教育では Challenge Based Learning / Project Based Learningを推進していきます。
そしてさらに、自分と社会のしあわせのために行動を起こせる「Happiness Creator」の育成を目指していきます。

3C Curriculum(3C カリキュラム)

Happiness Creatorを目指す本校の教育方針は「自律型学習者の育成」です。それを実現するためのカリキュラムが「3C Curriculum」です。 3つのCが相互に連携することで、自らとその周囲をマネジメントできるようになることを目指しています。 また、そのためのキーワードとして、「すべての主語を生徒にする」を掲げています。

Core Learning 個別最適化学習

生徒の興味関心に耳を傾け、教科の魅力を伝える教師との対話や体験を重視した授業を行います。 同じことを、同じペースで学ぶのではなく、iPadなどのICTを駆使した個別最適化や、個人や小グループ で学びを深め、探究的な学びを引き出します。

新渡戸稲造の言葉

教育とは、ただ新しい知識を教えることではなく、新しい知識を得たいという気持ちを起こさせることである。

Cross Curriculum 教科を横断する学び

複数教科の教員が同時にかかわることによって時流を考察し、生徒と一緒に学校や地域の問題から課題を見出し、解決のためのプロジェクトを創造していきます。 ここでは教科学習は目的から手段に代わり、学びと社会をつなげていきます。

新渡戸稲造の言葉

広く社会を見て学ばなければならない。今、教育に必要なのはソシアリティー(社会性)である。

Challenge Based Learning 社会課題に挑戦する学び

「Cross Curriculum」(教科横断型授業)の発展形が「Challenge Based Learning」です。 企業や外部団体と積極的に連携し、実際に行っている社会課題解決のための行動を起こし、ICTを活用しながら社会にアイデアを提案します。

新渡戸稲造の言葉

人づくりを行うために「学俗接近」つまり、学問と実社会を結びつける教育を目指したい。

学期のサイクル

本校の「各学期」の過ごし方は、他校と少し異なります。学期が始まって初めの1週間は”エンゲージメント週間”です。この週間は、「なぜ学ぶのか?」「この教科は、未来にどう繋がるのか」ということを考える時間です。漠然と学ぶのではなく、学ぶ目的を大切にしているからこそ、エンゲージの時間を大切にしています。いわゆる中間テストの時期には、成績に入らない”実力テスト”を行います。「学び方を学ぶ」ために、自分の現在地をアセスメントしていきます。期末テストの時期には、”アウトプット型テスト”があります。ペーパーテストだけではないく、日々の授業の学びをプレゼンや動画作成、小論文やときには演劇で表現する、それが「テスト」になります。エンゲージメント週間で考えた「自分なりの学ぶ意義」を、自分だけの表現でアウトプットすることで、学びを本当の意味で「自分のものにする」ためのテストになります。

3つのコース

「本物」が充実した学習環境 自分のやりたいことをとことん極めるための3つのコース。 3つのコースを支える3Cカリキュラムは、実習・体験・フィールドワークといった「本物」を軸にした教育活動を提供します。