今回は、ミシュランで4年連続一つ星を受賞しているフレンチレストラン「ラチュレ」のオーナーシェフ・室田さんが来てくださいました。教えていただいたのは「ジビエの煮込みハンバーグ」と「イノシシ脂のフィナンシェ」です。

ジビエとは、イノシシやシカ、ウサギ、ハトなど、狩猟で得た野生鳥獣の食肉のこと。狩猟免許をお持ちのシェフからジビエの種類や調理法、また、近年それらの野生動物が農作物に害を及ぼしている背景についてのお話を聞いてから、実習へ。

日本ではジビエはまだまだ一般家庭には普及していないので、生徒の多くは今回使ったイノシシとシカの肉も初めて食べる味。「しっかりとした食感が食べ応えある」「きのこの赤ワインソースとの相性がとてもいい!」など、予想以上のおいしさだったようです。

クッキングコースでは、調理スキルの向上だけでなく「食」に関する社会課題に目を向け、学んでいく機会も大切にしています。