高校在学中に、社会課題をテーマにした絵本を作りたい、という思いを持った生徒を中心としたチームが、ポプラ社さんに取材させていただきました。
はじめに、動画を見ながら「絵本ができるまで」を学びました。ティラノサウルスシリーズの作家である宮西達也さんの、絵本作りへの思いや、作画の方法、印刷の仕方などを学び、一冊の絵本ができるまで、たくさんの人が関わっていることを知りました。
その後、編集の方からお話を伺いました。
絵本制作ではいつも「誰に向かって作っている本なのか」ということを考え、子どもが読んでワクワクドキドキする本を作る、ということを一番大切にしているそうです。
ポプラ社さんには、様々な経歴の方が働いており、多様な業種の方が本作りに関わっています。将来、どんな経験が生きてくるか分からないので、いろいろなことに興味を持ち、たくさんの経験をして自分の視野を広げることが大切であり、学生時代の今しかできないことに全力で取り組んで欲しい、というメッセージをいただきました。また、自分が小学生、中学生だった頃の気持ちをなるべく覚えていることや、何でも嫌いにならず、苦手なことでも楽しめる力を持つことが、子どものためのいい本を作る材料になるそうです。
最後に、お土産として一冊ずつ本をいただきました。なぜその本を手に取ったのか、本のどこを見て選んだのかを一人ずつ話したのですが、訪問前には気づかなかった、読者に本を手に取ってもらうための工夫や、本作りに関わったすべての方の本への愛情を知り、今までとは違った視点を持って本を選ぶことができました。
この学びを元に、絵本の出版に向けて今後取り組んでいきます。