10月22日(水)に株式会社TBWA HAKUHODOと株式会社ニチイ学館とコラボ授業を行いました。今回はケア・介護の社会問題をテーマにした、いつものクロスカリキュラムとは少し違った特別授業となりました。
この授業は、TBWA HAKUHODOが開発した探究型学習プログラム「かけテク」を活用し、社会にある2つの困りごとを“かけ合わせる”ことで新たなアイデアを生み出すという発想法を体験するものです。今回のテーマは「ケア・介護」です。株式会社ニチイ学館が推進する「MY CARE ACTION」プロジェクトの一環として実施されました。
授業の冒頭では、TBWA HAKUHODOのクリエイティブディレクターによる講義が行われました。「アイデアとは何か?」という問いから始まり、「日常の中の困りごとに目を向け、異なるものをかけ合わせることで新しい価値が生まれる」という考え方を中学校全体で学びました。
その後、各教室に移動してから「高齢者」「障がい者」「ケアラー」「ヤングケアラー」「ケアワーカー」といったケアに関する5つのカードを用いて、それぞれの立場にある人々がどんな悩みや課題を抱えているのかをグループで整理しました。さらに、生徒たちはケアの困りごとと、教育・まちづくり・環境といった社会の課題を掛け合わせてディスカッションを行いました。「障がいのある人が映画館を利用しづらい × 空き家が増えている」「高齢者が孤立している × 若者の居場所が少ない」などのテーマから発想を広げ、40以上の“ケア・イノベーション”アイデアが生まれました。
そして最後は10月25日(土)の公開授業で、保護者や受験生、先生方の前でプレゼンテーションを実施しました。各チームが自分たちのアイデアをどのように発想したのかを熱く語っていました。提案の中には、「若手社員の悩みを聞く高齢者カウンセラー」「商店街の空きスペースを活用した高齢者のワークスペース」「若手ケアワーカーによる高齢者向けSNSスクール」など、実現性のあるものも多く見られました。
生徒たちからは「ケアというテーマを身近に感じられるようになった」「自分のアイデアを社会に活かしたい」という感想が寄せられ、教員からも「生徒たちが協力しながら楽しそうに取り組んでいたのが印象的だった」「ケアを特別なものではなく身近なものとして考える良い機会になった」との声がありました。
今回の授業を通して、生徒たちは“ケア・介護”を「自分たちとは関係のない特別なこと」ではなく、「社会の中で自分も関われるテーマ」として関わることができるようになったと思います。後期クロスカリキュラムでは自分の興味関心と社会課題をつなぐことが大切なポイントとなります。今回培った方法を駆使して、実社会につながる探究活動を繰り広げていってほしいです。
PR TIMESの記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000080749.html



