新渡戸文化高等学校

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教員ブログ

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昨夜は満月でした。薄雲がかかっていてまさに朧月でとてもきれいでした。中秋の名月はもちろん美しいですが、夏の満月は位置が低く大きく見えるのでとても好きです。思い出にあるのも夏の大きな月です。スマホを覗きこむ時間が増えたことで空を見上げるチャンスは以前より少なくなったかもしれませんが、ときどき月を見上げるゆとりも大事ですよ。さあ、今日から期末試験一週間前に入りました。学習は計画的に進んでいますか。高3生は進路に関係する大事な局面でもあります。悔いが残らないように、時間を有効につかいましょう。そして、試験勉強に疲れたときは天空を見上げ、リフレッシュして、また集中力を高めましょう。

英語科 田中

池井戸潤原作の社会派サスペンス作品で、主人公は朴訥ながらも正義感の強い運送会社の社長。

誰が主人公の味方で、誰が敵なのかがなかなかわからない点で、見ごたえがあった。「人一人の命が奪われた」という一見当たり前の生命観・倫理観が、大企業の中では組織の論理や利益第一主義でなかなか通用しない。「社会の常識、組織の非常識」に陥るのは何も大企業だけでなく、日常生活を忙しく過ごしている我々にも起こりうるのかもしれない。

主人公の「強み」や、どこで大企業の「RDCA」が機能しなくなって正義が機能しなくなっているのか、企業における倫理観など、いつの間にか高校1年生で担当している授業「マネジメント」の視点で映画を鑑賞していた。「職業病」?と思いつつ、学習して構築した内容が、自分に身についていると思うと、嬉しくもあった。

映画やドラマを「マネジメント」の視点でとらえて学習する授業も興味深いと、今後の授業に活用できるか検討してみたい。

社会科:吉田

中学の歴史の授業で先日、鎌倉幕府の成立年代について6つの説の中から成立時期について考察をし、自分の説を書くという授業をしました。
私が学生の頃は、鎌倉幕府の成立というと、「1192(イイクニ)つくろう鎌倉幕府」と覚えたものですが、現在、鎌倉幕府の成立した時期については、源頼朝が征夷大将軍になった1192年ではなく、諸説あり、守護・地頭の設置が認められた1185年説が有力になっています。
このように、歴史の記述は、新しい史料や考古学における発見、研究の進展により変わることがあります。また、テレビのドラマや映画、漫画、小説などで繰り返し取り上げられた結果、実際とは異なったイメージが印象付けられているものもあります。教員の中でも、そうしたイメージに縛れていることがあります。そのため、歴史の教員は、常に新しい研究成果や発見などの情報にアンテナを張るとともに、研究会に参加したり、本を読むなどしたりして勉強していく必要があるのです。
そうした中で厄介なのが、珍説・奇説などを扱った歴史本の存在です。史料などを拡大解釈したり、結果論から、「こうであったはずだ」などの説を独自に導いたりした本は、書店でも多く目にしますが、怪しいものも目立ちます。しかし、注目を浴び、メディアなどでも取り上げられるので、あたかもそれが事実のように扱われることがあります。私たち教員側も、間違った事実を生徒たちに教えないよう気を付けなくてはなりません。そうした中で最近、読んで面白かったのが、昨年、『応仁の乱』(中公新書)で注目を浴びた歴史家の呉座勇一(国際日本文化研究センター助教)さんが書かれた『陰謀の日本中世史』(角川新書)です。これまで定説とされていた日野富子悪女説や本能寺の変陰謀説などを一つひとつ、丁寧に検証していきます。新書で読みやすいので是非、手に取ってみてください。

社会科:片岡

現在、上野の東京芸術大学の美術館で開催中の「西郷どん」展を見てきました。

明治維新150周年、今年のNHKの大河ドラマの主人公ということもあって、結構多くの見学者がいました。

偉人といわれる人たちも、実はいろいろと苦労があったり、失敗したり、辛かったりというエピソードを知ると、「偉人でもそうなんだ」という安心感とともに、逆に励ましを受けたりします。

「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」とは、夏目漱石の『草枕」のイントロダクションです。西郷さんは「情に棹させば流される。」タイプだと、勝手に分析し、西南戦争も彼は乗り気ではなく、門下生の行動とその思いに最後には流されたのだと受け止めることにしました。

だからこそ人々の情に深く残り、今も人気があるのかもしれません。

もしかしたら、いつの時代も住みにくいのかもしれません。だからこそ、偉人のダメなエピソードは余計に励みになります。そんな本に先日出会えました。『ざんねんな偉人伝』という本です。

とにかく歴史上の人物のダメダメエピソードだけを集めた本です。歴史の好きでない人におすすめの1冊。1人前が数ページと読みやすく、梅雨でどこにもいくところがないなぁなんていう日に、ぜひ読んでみてください。

私も買いました。これから読みます。

社会科:吉田

こんにちは。昨日に引き続き、生物の進化に心を惹かれておりまして、第二弾の掲載をさせていただきます。

生命が誕生した時、どのような姿であったか皆さんは想像がつきますか?

現在のヒトとははるかにかけ離れた姿でした。細胞は単純な構造で、単細胞。まさか!と思うかもしれませんが、そうだったようです。

では、単細胞だった生物が、どのようにして多細胞になり、大型化していったのか?気になりませんか?

多細胞化した境には、表題にもある通りスノーボールアース(全球凍結)があったことがわかっています。文字通り、地球がすべて凍ったのです。マンモスなどが生息していた氷河期とははるかに桁違いの出来事だったようです。そして、全球凍結の後、生き残った生命は、多細胞化したといわれています。

なんとも興味深い!気になった方はぜひ調べてみてください。生物の多細胞化には、あの美容に欠かせない「コラーゲン」がかかわっているそうですよ。

生物の進化。何回触れても飽きない、魅力的な分野です。

生物・理科 木村

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