三重県スタディツアーチャレンジの3日目です!
今日はまさに「出会い」と「つながり」の日でした。

朝は地元の小学生たちと一緒に「カヤックを使った環境リテラシー授業」を体験、三重大学の坂本先生にカヤックの上から「体験の価値」と「自然観」についてお話をいただきました。

「自分の自然観は、多くの体験をしないとたどり着けない」
「空気、大地、海期、それを肌で感じる」
「大切な人を守る、それはその人が住む場所を守ること」
「環境の”環”は”わ”、つまりは周りの人々をすべて含めたものが環境である」

カヤックの上からの言葉は、説得力とともにその想いが伝わってきて、非常に良い時間でした。
また、小学生対象のイベントには、「地元だからこそ、良さを知ってほしい」という想いがありました。自然で遊ぶことが減り、自然を知らなくなってきている。だからこそ実際に体験する機会を作りたいという行政の想いが含まれています。

様々な人の「想いのつながり」が、このような機会に繋がっていることに感動します。もちろん、オンラインで聞いていた生徒たちも、それを感じてくれたと思います。

午後は二木島での定置網漁。先日三重からの魚を解剖し、調理してオンラインで対話した生徒たちがいる、高校2年のクッキングコースの生徒たちもライブ中継。

実際の漁や魚を見て、興奮している様子でした。

その後、特進コースの生徒たちは、定置網漁を見た後、地域医療を推進している方のお話と、三重県内の他の学校の生徒と対話をしました。

田中さんの想い、女性漁師への想いは、何度聞いても感動します。また、交流ではどの学校の生徒もとても真剣に対話をしており、まさに”旅する学校”といえるような交流でした。

「誰かが笑顔になる仕事についてみたいと思った」
「誰かのためにできる行動は自分にもある」
「森を削るのではなく、人が憩える場所が増えるといいと思った」

渡戸にいただけでは出てこない、きっと「現場からのライブ授業だったからこそ伝わったこと」があったのかなと思っています。

内にこもるのではなく、外に。そして輪(つながる)になっていく。そのビジョンが見えた一日でした。

生徒一人ひとりが、「誰かのために、地球のために」という想いが、体の内側から湧き上がっていることを感じました。

明日は、FSC認証を日本で初めて取り入れた、速水林業の山からのライブ中継授業を行います。ぜひお楽しみに!