現代の人々の課題を表現する
本日、第３学期の始業式が行われ、今年度の最終学期がスタートしました。３学期はそれぞれの学年のまとめであるとともに、次の学年への準備の期間です。心を新たに、明日からの授業を受けるようにしましょう！
さて先日、ダンサーが所属する Dance Company MKMDC の公演を見てきました。『LAST BLACK FISH～溢れだす透明な魚～』というタイトルの公演でした。
さまざまなＳＮＳが出回っている現代において、多くの人たちはＳＮＳでの情報交換を日常的に行っている。アカウントを設定し、同じ趣味の人や自分が気になる、おもしろい、参考にしたいと感じた情報を流している人とつながり、情報を得ている。そこでのやり取りは、現在は動画などを用いて行われることもあるが、多くは文字でのやり取り。相手を直接見て話すのではなく、画面を挟んでの会話。画面の奥にはどのような世界が広がっているのか、自分が感じた情報は本当の姿なのか。
非常に多く考えるものがありました。通常の演劇とは違い、台詞よりも体を使っての表現が多い舞台でしたが、ダンサーさんの表現力に終始圧倒されました。この題を台詞ではなくダンスで表現し、観客に伝えることは非常に難しいことだと思いますが、今思い返しても心に響くものがあります。感動しました。
相手に伝える表現方法は一つではありません。言葉で、音楽で、ダンスで、絵で… 皆さんも普段経験しないような表現に触れ合ってみてはいかがでしょうか？
生物・木村