新渡戸文化高等学校

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教員ブログ

「正倉院の世界展」と「平成三十一年の500円玉」

少し長いのですが、ご容赦ください。

先日、上野の東京国立博物館で開催されている「正倉院の世界展」に2度、足を運びました。仕事柄見ておきたいという思いから、展示を見学しました。

1度目に訪れた際に注目したのが「螺鈿紫檀五弦琵琶」。駱駝の吟遊詩人が施されているのは写真などでおなじみでしたが、側面にべっ甲が使われていたり、背面の細工の見事なこと!一見の価値ありでした。2度目の時に注目したのが「白瑠璃碗」と「竜首水瓶」「漆胡瓶」。白瑠璃碗は大きさといい、形といい、何とも言えない風情にしばし見とれていました。「竜首水瓶」は「しっぽ」の部分が少し曲がっている点が何とも言えず、細かいところにまで気を配った作品という印象でした。「漆胡瓶」は流線型の形に描かれているペガサスのミスマッチ感がやはり何とも言えず、しばし見とれていました。また、正倉院の実物の高さを実感できる展示があり、手を伸ばしても届かない正倉院の大きさを知ることができました。やはり見に行ってよかった特別展でした。

 また、令和になって半年弱。7月から鋳造されていると聞いていた「令和元年」のコインが出回っているようです。私の財布にも、いつの間にか「令和元年」と刻印された500円玉が、お釣りとして入っていました。その一方で、「平成三十一年」のコインは6月いっぱいで鋳造終了ということなので、そちらも大事にしたいと思っています。

社会科 吉田