Policy
学校方針
MESSAGE
「ここにはいない誰か」
世界は「私」と「あなた」と「ここにはいない誰か」からできています。子どもたちはその成長に従って世界観を広げていくことでその事実に気づいていきます。「私」ひとりや「私とあなた」、つまりは一人称と二人称からなる幼い世界にとどまる限り一人前にはなれません。そこで、本校のカリキュラムでは生徒たちが多くの「ここにはいない誰か」に出会えるようデザインされています。
クロスカリキュラムでは企業のオフィスで商品開発に参画し、子ども食堂におにぎりを届けては社会課題を肌身で感じ、大学の先端技術研究室で学びの素晴らしさに気づく。スタディツアーでは夜明け前に港を出る漁船に乗り込み、自然放牧の丘で牛の出産に遭遇し、集落の高齢者に向けて津波避難のプレゼンを行う。そうした出会いは人間関係形成力や自律的行動力といったコンピテンシーとして内面化されていきます。一方、通常授業で学ぶ知識やスキルはどれだけその量を増やしても、そのままでは有用なリテラシーとして体系化されません。それらを携えて何らかの越境を経験した時にはじめて質的変化を起こし、爆発的に結晶化を始めます。そうした契機が教科・分野を横断するクロスカリキュラムであり、空間的にその身を移動させるスタディツアーです。
中学校では「自走する生徒」、高校では「越境する生徒」・・・これが目指す生徒像です。本校での日々がいつまでも生徒たちの人生を輝かせ、より広い世界へとその背中を押してくれるよう我々教職員は全力で取り組んでいきます。
新渡戸文化中学校・高等学校校長 小倉 良之
TOP GOAL OF EDUCATIONAL ACTIVITIES
自分と社会の幸せを創り出す
Happiness Creatorの育成
本校の初代校長である新渡戸稲造先生は『自分が生まれてきたときより死に至るまで、周囲の人が少しなりともよくなれば、それで生まれた甲斐があるというものだ。』という言葉を残しています。
この言葉から、自分だけでなく社会の幸せも生み出すHappiness Creator(しあわせ創造者)という最上位目標、”育てたい生徒像”が生まれました。
Happiness Creatorに成長するために必要な力は本校独自のカリキュラムで養います。不安定な未来を生き抜くための基礎力を養う教科学習(Core Learning)は、AI等を用いて個別最適化されており、それぞれの120%を目指します。教科を横断した広い視野で物事を捉える力を養う教科横断授業(Cross Curriculum)は、「好きなこと」や「自分の関心」から始まる探究学習として、毎週丸一日を使って実施しています。
そういった学びがさらに発展した学びがチャレンジ設定学習(Challenge Based Learning)で、生徒たちはそれぞれの学びや問いから始まる社会課題に挑戦します。
これらの頭文字をとった新渡戸の3Cカリキュラムは、Happiness Creatorを目指した生涯にわたって学び続ける「自律型学習者」を育てる独特なカリキュラムとなっています。
SCHOOL MISSION
新渡戸文化の
スクールミッション
建学の精神に基づいた現代社会での役割を、
新渡戸文化が定義しています。
地域・社会と共に持続可能な未来を描く拠点として、
個人と社会のwell-beingを創造します。
アドミッション
ポリシー
持続可能な未来に向け、人や場所などの環境を積極的かつ最大限に活用し、自ら主体的に学び、各分野で創造的役割を果たし、人々を幸せにする人間へと成長していこうとする意思をもった者
カリキュラム
ポリシー
教育活動の全ての主語を生徒にし、自律型学習者としてのコンピテンシーおよびハピネスマインドの育成を目指す。
グラデュエーション
ポリシー
well-beingの実現に向けて、6つの自律型コンピテンシーを身に付け、4つのハピネスマインドを持つ者