この度、新渡戸文化学園の特色の一つであるスタディツアーから拡がった活動が、2024年度のグッドデザイン賞、ベスト20にあたる金賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。
スタディツアーは、2019年から「新しい修学旅行の形」としてトランスフォームし続けてきた取り組みで、その企画にあたっては現地のご協力や様々な連携させていただいている皆様のおかげです。この場を借りて、御礼申し上げます。
今回の受賞は、そのツアーの行き先の一つである三重県二木島をフィールドにしたモデルが評価されており、学校と地域が真の協働をすることで見えてきた新しい教育の在り方、文化継承の可能性を見出してきました。単なる観光地を巡る修学旅行とは異なり、自分で行き先やテーマを選び、「見学」ではなく実際に暮らしを体験する。サービスを受け続ける消費型ではなく、生徒たちは米と味噌と寝袋を持って現地に入り、自ら地域と連携して関わりを見出していく中で、結果的に地域の方々から多くのことを学びます。
それは、学校が休校・合併でなくなっていく中で、現地の方々が「先生」となる新しい学校の形とも言えます。
繰り返し訪れることもできるため、現地からは「地域の方が集まる写真展を実施したい」「お祭りの復活を手伝って欲しい」というお願いもいただけるようになりました。その継続した繋がりと想いの連鎖が、伝統文化を継承し、「生きる」を学ぶ学校として地域を活性化していく可能性が見えてきています。
スタディツアーについては以下をご覧ください。
https://www.nitobebunka.ed.jp/study-tour/
詳細はこちらからご覧ください。
『新しい教育のあり方 スタディツアー~地域と生徒の未来創造の旅』プレスリリース
2024年度グッドデザイン金賞 新渡戸文化学園
また、グッドデザイン賞受賞記念として、スタディツアーについてさらに深掘りするオンラインイベントを企画しております。
詳細は以下よりご覧ください。
第30回Happiness Talk「グッドデザイン賞2024 金賞受賞!!! スタディツアー~地域と生徒の未来創造の旅~」