行事食や、季節の手仕事、発酵食や和菓子など、年間通じて「和食文化」を学んでいる高校2年生。今回は、1962年からかつおぶし問屋を営まれている株式会社マルサヤさんに、かつおぶしの授業を行っていただきました。
まずは、「かつおぶしの生産量が一番多い県は?」「かつおぶしの消費量が一番多い県は?」など、マルサヤさんが作ってきてくださった「ブシテスト」にチャレンジ。生徒たちは、思い思いの県を口にしますが、なかなか正解しません。その後、かつおぶしが作られ始めた歴史や文化について教えていただいた後、かつおぶし削り器でかつおぶし削りも体験しました。「かつおぶしってこんなに硬いの?」「一生懸命削ってもほんの少ししか削れなくて筋肉痛になりそう」など、昔はどの家庭でも当たり前に行われていたかつおぶし削りも今ではほとんど見られなくなり、生徒たちにとっては新鮮な体験となりました。
さらに、「本枯節」「サバ枯節」「ムロ枯節」「ウルメ荒節」の4種類のだしをひいてお味噌汁を作り、だしの味比べも。色々なだしを同時に飲み比べてみると、こんなにも味に違いが出ることを感じた生徒たち。今まで何気なく使っていたかつおぶしについて学びが深まる授業となりました。