高校美術コースは、10/11(水)と18(水)のクロスカリキュラムにおけるコースの時間を利用して、11日に多摩美術大学教授の森脇裕之先生、18日に東京芸術大学准教授の岡田靖先生をそれぞれお招きして、森脇先生には「美術大学で学ぶメディア芸術」について、岡田先生には「彫刻文化財の保存修復」についてのお話を約2時間にわたってして頂きました。
森脇先生からはこれまで関わった、芸能関係の舞台のお仕事のお話などを通じて、近年、興味を持つ生徒が多い、メディア芸術についてのお話を伺いました。特に森脇先生のゼミの生徒さんの就職先についてのお話など、生徒が関心のある、担当されている先生だからこそ伺えるお話を伺うことができました。
一方、岡田先生のお話では、彫刻の歴史に関する基礎的な内容から、これまでの日本の地方からエジプトのツタンカーメン王の副葬品に至るまで、幅広く携わっていらした文化財の保存修復についてお話を伺うことができました。
特に、11月のスタディツアーでは、日本の古美術に触れ、実際に修復などに携わっているところの見学を選択できる旅となるため、文化財の修復について事前に知ることができ、良い、事前学習にもなりました。
また、それぞれの先生のお話の後の質疑応答も活発で、文化財修復などに興味のある生徒などが、直接、先生からお話を伺う姿も見受けられ、大変有意義な時間となりました。

その道のプロにお話を伺う、多くの大人からお話を伺う、こうした活動が活発に出来るのも新渡戸文化のクロスカリキュラムの大きな特徴です。