新渡戸文化中学高等学校では、週に1度、クロスカリキュラムと呼ばれる探究の時間があります。この日は、通常の授業をせず、生徒が選んだテーマに基づいて作られたラボと呼ばれるグループで活動しています。中学校の前期は生徒の「好き」から始まる「好きなこと探究」を行なっています。

<参考記事>
教えない授業がある学校 「好き」に向き合う新渡戸文化学園
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20210422a.html

今、このクロスカリキュラムの授業が様々な教科の学びに火をつけています!例えば、映像や音楽で伝えたいことを表現する「エンタメラボ」では、アニメの制作にゼロから取り組んでいる生徒や、捨て猫の問題について取り組んでいる生徒が、実際に活動をしている大人にインタビューしたいということになりました。そこで、お願いのメールを送ることになり、下書きを何度も書き直しながら、「もっと言葉を知らないといけないな」「漢字の間違いなども不安」など様々な気づきが生まれたようです。さらにインタビューでは、言葉の使い方や自分の考えを明確に表現することの難しさを感じたようで、「国語のコア学習で、もっと言葉や表現について学びたい」という循環が生まれています。新渡戸文化中学校では生徒の「好き」を深めながら、学力も上がっていく循環が生まれています。他の教科の事例もどんどん紹介していきます。好きなこと探究の成果は新渡戸祭でも発表しますのでご期待ください。