梅雨明け当日に、中高合同で終業式を行いました。

校長先生からは今日が区切りをつける日であること、白洲正子さん著の『西行』と、彼が詠んだ「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」を題材に話を始められました。

日本は「桜」にまつわる話題が多い、桜の情報が季節になるとあふれる、『秒速5センチメートル』に代表される桜を題材にした作品が多いなど、世界に類を見ない独特の存在感・価値観があると、話してくださいました。

その上で、校長先生のご自身の学生のころと桜の関係を踏まえたうえで、本校の正門にある桜の木が8月2日に伐採されること、多くの在校生の入学を見守ってきた桜の木に思いをはせてくれると嬉しいという言葉で、話を締められました。

お話の途中で出た「植物は死を内側にして立っている」という言葉が、印象的でした。

いよいよ始まる夏休み、普段と違い継続的な取り組み・チャレンジができるいい機会です。様々な体験を通して成長した生徒たちが登校する2学期が楽しみです。