こんにちは、*NITOBE FUTURE PARTNER(NFP)の神薗です。
学校に勤務した時に発見した、新渡戸文化学園のキラリポイントをお伝えします。


8月28日に、子どもたちの探究心や創造力・表現力を刺激する新渡戸文化中学校の授業をオープンして、新しい学びのカタチを体験してもらうオープンスクールが開催されました。
コロナ感染者の急増で開催がどうすべきか・・・という検討もしましたが、保護者の方にはご協力いただいて見学を無しにすることで密を防ぐ等、感染症対策を徹底することで実施をすることに決定して、この日を迎えました。

プログラムはこちら。

【1限目】

①-1.DNAを取り出そう!(理科)
実験教室で、バナナからDNAを取り出す実験でした。DNAとは、命の設計図だよという説明から始まり、チームに分かれて実験を行いました。「二つもDNAゲットしたよ!」キラキラした目で見せてくれたのが、印象的でした。ここから、生命の探究が広がっていきそうですよね~。

①ー2.漢字パズルをデザインしよう!(国語)
自分自身でオリジナルの漢字とその意味を考えて、お互いにシェアをする授業でした。元々の漢字の意味やつくりを踏まえながらも、ユニークな漢字がたくさん生まれていました。

中々思いつかない・・・と悩んでいた子に、在校生の先輩が優しく寄り添ってくれている姿も印象的でした。

 


①-3.江戸時代の本から学ぼう(社会)

江戸時代の実物の本を参考にしながら、実際に自分たちで本を製本する授業でした。針と糸を使って、チクチク。今はネットで簡単に情報が手に入る時代だけど、昔の人たちがこんな風に苦労して情報を得ていたことを知って、人がどんな風に情報伝達をしてきたのか?という歴史の探究にもつながっていきそうな授業でした。

 

 

②-1.カタチのきもち!?(数学)
iPadをつかって図形を一面に埋めるという授業でした。図形を体感することが、「図形とは何か?」という問いにつながっていきます。三角や四角、星型や矢印など、カタチも色もカラフルな三者三様の面が広がっていました。

 

 

 

②-2.身近なものでアート!?(美術)

身近にある素材を使って、アート作品をつくりました。自分の持っている願いをカタチに表現してみようということで、試す→切り取る→共有ということで制作しました。出来た作品を見ながら、どんな思いをもって作品をつくったかを共有しました。ステキな作品が出来上がっていました。

 

 

 

②-3.Guess What?!- 英語かるたを作ろう!(英語)

参加してくれた子どもたちが書いたイラストのWordと、それに合う頭文字のアルファベットカードを選んで、かるた大会をしました。子どもたちオリジナルのカードで実施するかるたはとっても、盛り上がっていました。自然に英語が飛び交っていました。

 

 

 

③-1.未来の会社を創ろう!チームビルディングプロジェクト
LEGOを使って、みんなの力を活かしてタクシー会社をつくろうというテーマでした。「チームの良さってなに?」という問いと、「自分を応援して一歩前へ」を合言葉に実施しました。誰かのために、タクシー作ってみようという最後のお題に、外国人の方やベビーカーの子育て世帯など、様々な人のためのアイディアが出ていました。

 

 


③-2.好きなこと→幸せな社会(ラボ活動)

中高生がやっているラボ探究を体感する授業でした。いろんなテーマで好きなことを出し合って、その後1人でもいいし仲間とでもいいし、自分のスタイルに合った形でラボ活動計画書をつくり、このテーマが今後一人一人探究につながっていきそうだなと感じました。

 

 

 

③-3.あなたのSDGsアクションを考える!!!(SDGsプロジェクト)

SDGsをテーマにLEGOを活かしながら、活動をしました。授業の冒頭、「SDGsを知っている人?」という問いに、たくさんの子どもたちが手を上げていました。(スゴイな-!)好きなこととSDGsがつながっていくということが体感できる授業でした。

 

保護者の方は、見学が出来なかったので小体育館でお待ちいただいていました。

これまでの新渡戸学園の活動のドキュメンタリーを見ていただいたり、生徒たちの作った歌や動画をご覧いただいたり。在校生による質疑応答の時間は、生徒たちがリーディングしながら、学校生活についてお伝えしていました。


コロナ禍で、直接学校を知ってもらい、触れてもらう機会をつくることが難しい状況ではあるのですが、感染対策を徹底して、様々な工夫をしながら、新渡戸学園の良さを知っていただく機会をつくっていけたらと思います。