今回は、先日行われた中学生の特別な学びの旅、「滋賀県琵琶湖スタディツアー」の様子をお伝えします。このスタディツアーは、昨年12月に東京へお招きした滋賀県立河瀬中学校の皆さんとの「相互スタディツアー」の一環として、今度は私たちが滋賀県へ訪問させていただきました!
舞台となったのは、日本最大の湖、琵琶湖とその周辺地域。場所は滋賀県立河瀬中学校や、琵琶湖に浮かぶ日本で唯一の淡水島「沖島」など、まさに現場での体験を重視したユニークなスポットです。活動のきっかけは、生徒たちの純粋な「魚が好き」という想いから始まった河瀬中学校との交流でした。
この滋賀スタディツアーでは、生徒たちは沖島で開催された「おきしまるしぇ」に参加し、琵琶湖の環境問題の象徴でもあるニゴイやブラックバスといった「未利用魚」を使ったバーガー販売のお手伝いをしました。自分たちでレシピを検討する段階から協働し、実際に地域の方々へ販売することで、座学では得られないリアルな地域課題に触れることができました。また、現地の中学生が案内役となってくださり、日本で初めての養鱒場を見学するなど、地域に根差した取り組みを肌で感じることができました。
この交流が特別なのは、単なる訪問に終わらない、相互的な学びがある点です。 生徒たちは、河瀬中学校の皆さんとの相互スタディツアーを通じて、新しい価値観の創出を体験しました。互いに「地元の魅力や課題を再度考える」機会が生まれたことは、何よりの収穫です。現地での活動を承認し合い、高め合う関係性の中で、生徒たちは自分たちの活動に対するモチベーションを維持し、さらに深めていく力を身につけました。
活動に参加した生徒からは、「琵琶湖のリアルな体験や、名所を知れてよかったです。これからはニゴイのことも一緒にやってみたいです」という前向きな言葉や、「実際に行って現地の雰囲気であったり、彼らが最近何をやっているかを知ったりできました。外来種がやっぱりまだ定着しているし、国内外来種も結構いることも改めて知りました」と、現地を体感したからこその探究心と新たな発見が語られました。さらに、「琵琶湖での問題と東京での問題を見つけてどこかに共通点があればそれをお互いに解決したりもしくはカケテクみたいにお互いの問題を掛け算してみたりするプロジェクトを作ってみたいです」という、この交流を通じて得た視点を次の行動へと繋げようとする、力強い言葉も聞かれました。
彼らの主体的な活動を通して、協働性や実践的な課題解決力はもちろん、お互いの活動を認め合う「承認」から生まれる自己肯定感や深い繋がりを育むことができました。新渡戸文化学園では、このように生徒たちの「好き」や「興味」を起点に、教室を飛び出し、地域や学校の枠を超えて学びを深める機会を大切にしています。今回の滋賀スタディツアーのように、生徒の想いが未来の学びへと繋がっていくことを、私たち教職員一同、心から応援しています。
これからも、生徒たちが様々な環境で得た発見や気づきを、自分の将来へと繋げていけるよう、教育活動を続けてまいります。次の活動の報告も、どうぞ楽しみにしていてくださいね!




