探究進学コースのスタディツアー報告の第2弾です。

実習の前半は,担当する患者さんとたどたどしい会話しかできず,振り返りでもその悩みを共有していました。しかし,ドクターや研修担当のスタッフの方のアドバイスやフィードバックを取り入れながら,患者さんの背景をいろいろな方法で調べ,日を追うごとに患者さんとの距離を縮めていきました。なかには患者さんが甘いものが好きだということを知った生徒の1人は,担当ドクターと相談して,カップケーキの材料を一緒に買いに行ってもらい,最終日にそれを手作りしてお手紙と一緒に手渡すというサプライズを実現しました。患者さんも心から喜んで,お礼のお手紙を頂くという感動的な展開となりました。
またある生徒は,認知症が進んだ患者さんを担当し,なかなか名前を覚えてもらえず,会うたびに「あなた誰?」と言われていたのですが,笑顔で対話を続けていきました。何と最終日,患者さんから「〇〇さんが好き」と言ってもらえることができたのです。

その3に続きます。