スタディーツアーとしての行程は昨日までですが、行程の都合上教員は本日まで滞在していました。

中学校では、現在土曜日の授業をオンラインにしています。そのため、中学生の授業を三重県から発信しました!

といっても配信は移動中の車中から。こう見えて3つの授業が同時展開されていて、車内はとっても賑やかでした(密ですが…)。

今日生徒たちに中継したのは「カキの養殖」についてです。写真は鳥羽市の養殖場。お話を聞かせてくれたのはカキ養殖を行っている浅尾大輔氏です。

(右が浅尾さんです)

養殖というと、もしかしたら「天然に劣る」というイメージがありませんか?でも、養殖とは「海の利を活かし、最大限おいしいものをつくる」ことに研究が行われた成果なのです。

天然であれば、もしかしたら産卵後の身がやせているときかもしれない、あまり餌を食べられていない個体かもしれない。でも、養殖は最高においしいタイミングを見極めているのです。

でも、そこまでにはすさまじい努力と研究が重ねられています。どの程度の密度がいいのか、どの場所がいいのか、どの時期がいいのか…終わりのない探究の中で私たちの口に入るものが、養殖の水産物なのだと。

生産者の想いを聞くことは、日々の食事一つとっても考えることが深まります。私たちが口にするものがどういうものなのか、じっくりと感じることができました。

調理中だったため生徒に直接声は届けることができませんでしたが、養殖というもの、そしてその大本は山から来た栄養分であること、さまざまな「現地のリアル」を伝えられたのではと思います。

来週からは通常に戻ります。
生徒だけでなく、私たち教員もこの学びを次に活かし、これからも様々な取り組みを行っていきます!!