高校1年生の「公共」授業に、ジェンダー&セクシュアリティ学の研究者がゲスト・レクチャーとして特別授業をしてくださいました。

今回は「基本的人権と先進性の罠~その権利、その運動、誰のもの?~」というテーマでした。

性的指向・性自認とはどういうことか?、誰かの権利を守ろうとした時に誰かがこぼれ落ちていないか?、様々な人々と共に生きていくためには何が必要か?など、多様な角度から問いがなげかけられました。
大学レベルの内容も含まれていましたが、メモをとっていたり、真剣に考えていたりする生徒の様子が非常に印象的でした。

4月から憲法や人権について学んできた生徒たちにとって、非常に大きな学びとなったのではないでしょうか!

 

~授業後の生徒からのコメント(一部)~

・元々LGBTQやトランスジェンダーの言葉も知っていて実際にLGBTの友達が居て知識はあったけれど、自分自身の性の自認についても考えるきっかけになりました。

・いろんな考え方の人がいるから、全員の人権を守ることがとても難しいことがわかった。いつでも自分の考え方は正しいと思い込みすぎないようにしたい。

・性自認について深く学校で教えられたのは初めてで、いろいろな種類があり、自覚してないだけで自分はどうなんだろうと考える機会になりました。

・LGBTQなどの本来多くの人と同じく守られるべきものが、国家や企業のマーケティングやイメージ戦略の対象になっているのは、多くの人に知ってもらえるなど良い面もあるが少数派が利用されるため悪い面も生まれていると思った。また、なぜ同性婚を認めていない国家が多いのか純粋に疑問に思った。