新渡戸文化中学校の授業の様子をお届けします。
前回に引き続き、中学2年生の数学の授業の様子をお伝えします。
授業のテーマは、「スタディツアー先のお土産の最適化ケースは?グループで一つ考えよう!」というものです。
生徒たちには、5000円をできるだけ全て使い、誰に何をどれくらいあげるかを決め、最適な組み合わせを作るという課題が示されました。
組み合わせの示し方、発表の仕方は自由ですが、必ず数値を使って証明をしなければいけません。最終的にはプレゼンを行います。その時、一人一回は必ず発言をするという決まりがあるそうです。
本格的にグループワークに入る前に、先生が図とともにモデルケースを提示していました。 最適な組み合わせについてプレゼンするにあたり、値段だけでなく、「よろこばれ度」を数値化して組み込む必要があるようです。
説明が終わると、生徒たちはスタディツアーの行き先ごとにグループに分かれ、話し合いを始めました。
テーマや課題は共通しているものの、そこまでの辿り着き方、発表の仕方に至るまで生徒の裁量が大きいのが新渡戸の授業の特徴です。
早速タブレットでご当地のお土産を探し始める生徒に、何やら計算をしている生徒、はじめにグループ内で役割分担をして各自ワークに取り組むところもあれば、一つのタブレットをみんなで使って話し合っているグループもありました。
ただ数値を計算するといった問題を提示するのではなく、スタディツアープロジェクトと教科横断的に繋げていたのも特徴的です。
感情と結びついた学びはよく記憶に残ります。生徒たちに身近な「お土産」について、「最適」な組み合わせを数学的に検討するという本授業は、計算式を超えた奥行きのある学びを生徒たちに授けるのだろうと思いました。
数学の授業の紹介ブログはここまでです!お読みいただきありがとうございました。