前から見ても、後ろから見ても「12/21」の、土曜日。

中高合同で、大体育室での終業式を行いました。

校長先生からは、名作『風の谷のナウシカ』における、敵兵とナウシカの戦いの間に入って仲裁する、ユパという人物のシーンを題材に話を始められました。

右腕側は敵兵に向けた武器=これは武力であり経済力、あるいはその人の立場を表す見方ができる。左腕側はナウシカが出した武器を、ユパが腕で受け止めている=自己犠牲という見方ができる。

(人生において)力だけではなく、自己犠牲なことが必要になるかもしれない。作品ではユパの腕から出た血が、ナウシカが刺した剣をつたってナウシカの方へ流れて来るのを見て、彼女はリスペクトして、彼の仲裁を受け入れた。

もし、あなたが(誰かから)自己犠牲を示された時、どうするか。ユパとナウシカの関係から何に気づけるか。左腕を示された時に敬意を払えるか。右腕の力、例えるなら色々な能力、スキルを身につけて欲しい。が、左腕を誰かのために、何かのために使える勇気を持ち合せてほしい。

今回の話を受けて、色々考えて行動することで、社会や自分自身の成長が少し前に進むと思う。

年末年始に今回の話を思い出してほしい、という結びで終わりました。

この後に生徒指導関係の話を、釜石先生からしてくださいました。

校則改善について生徒からのアンケートを元に生徒会がプレゼンをし、教員が真剣にフィードバックをしたことから始まり、「自分からできることをはじめて、みんなの考えや周りに配慮した行動の連鎖が、良い方向に向かう」というメッセージでした。

終了後は、表彰が21件もあり、生徒たちもちょっと疲れたようでしたが、それぞれの生徒やチームの活躍に、惜しみない拍手が送られました。

2025年はヘビ年です。「脱皮―!ニューイヤー」で、笑顔が増える一年になりますように。