授業がはじまりました!
エンゲージ週間として、高校1年生の「公共」授業では哲学対話を行いました。
今回は『100の思考実験』(ジュリアン・バジーニ著)という本をベースに、「水槽の中の脳」「義務を果たすとは?」「AIによる政治」など、一つの答えがない問いに挑戦しました。
最初は「話すの苦手…」「難しそう…」と戸惑う様子も見られましたが、少しずつ自分の考えを言葉にしていく生徒たち。対話が進むにつれて、「おもしろ~」「それ、ちょっとわかるかも」と、お互いの言葉に耳を傾ける姿が増えていきました。
中には、じっくり考えを深めていくグループもあり、教室全体にカフェのような空気が流れていました。
終わった後は「人間ってなんだ?」「自分は水槽の中にいるのかも…」「哲学対話おもしれ~」など、様々な声が聞こえてきました。
「公共」の授業では、現在進行形で起こる社会課題や論争などを取り上げながら授業を進めていきます。正解を求めるのではなく、問い続けること、そして他者と共に考えることの、大変さ、面白さ、大切さを少しでも感じる時間になってくれていたら嬉しいです。