1日目

旅のテーマは「東日本大震災」と「シカを中心とした野生動物の研究」です。 初日は主に移動ですが、道中はずっとボランティアをされていた方の案内で、地の当時から現在までの変遷をお話しいただきました。 がれきが多く、何も作業ができなかった当時、知り合い方と自分たちで重機をもっていき、道を切り開いた方にご同行いただいています。 また、震災遺構として残されている大川小学校も訪問。 遺族の方からもお話を伺い、これまでの11年間の想いを伺いました。

宿は震災当時、避難場所としても使用した場所。 津波を船の上で命からがら生き延びた方からお話を伺います。 どの方も、まるで昨日のことのようにお話しされアーていました。 生徒たちは当時幼稚園生。ほとんど記憶がないからこそ、始めてみる現状と人々の想いに、心が揺れ動いているようでした。 「自分の身は自分にしか守れない」 「備えたけど、避難したけど、何もなかったね、というのが一番いい」 本物に出会う旅がスタディーツアーです。 初日から、非常に多くの出会いがあり、充実した時間でした。 2日目以降は金華山に入り、シカの観察を始めていきます。