新緑が眩しい季節となりました。新渡戸文化の学びは、学校の中だけにとどまりません。休日であっても、生徒たちの好奇心は止まらないのです。今回は、そんな学びへの情熱にあふれた生徒たちが、東京都の豊かな自然が残る檜原村や奥多摩町へ繰り出した、特別なフィールドワークの様子をお届けします。


先日の日曜日のこと。今回の活動の舞台は、まさに生きた教科書ともいえる大自然。檜原村では、生物研究プロジェクトの野生動物班と檜原村プロジェクトがそれぞれに探究活動を行いました。
野生動物班の生徒たちは、森林の中を歩き回り、野生動物の痕跡を探しながらセンサーカメラを設置。自分たちの手でデータを回収するという本格的な調査に挑みました。
一方、檜原村プロジェクトでは他校の生徒たちと合同で、森林の恵みを活かした体験を。採取した花や葉から色や香りを抽出し、オリジナルの香水作りに挑戦したり、自分たちで薪を割って飯盒炊飯をしたりと、五感をフルに使って自然と対峙しました。
さらに奥多摩町では、生物研究プロジェクトのコウモリ班が、森林に棲むコウモリの生態と季節変動を調べる研究に没頭。このように、場所によって異なるテーマを掲げ、生徒たちは自らの足で歩き、見て、感じたことを「学び」に変えていきました。


机上の空論ではなく、自分の目で見たもの、肌で感じた発見こそが、生徒たちを成長させる糧となります。他校の生徒たちとの協働作業では、多様な価値観に触れながらひとつの目標に向かう協調性も養われました。実際に活動に参加した生徒からは「葉から綺麗な色や香りが出てきて楽しかった。種類ごとに異なる香りの違いを知るのが学びになった」という声も聞かれ、自然の深遠さと面白さに触れた感動が伝わってきます。


日曜日も学びが止まらない新渡戸文化の生徒たち。この日の経験は、彼らの探究心を一層強く、しなやかに育ててくれるはずです。学校という枠組みを超えて、地域や自然と深く関わるこの活動は、これからも続いていきます。次回の挑戦が今から楽しみでなりません。