今回のプロジェクトは、株式会社ニチイ学館が推進する「MY CARE ACTION」プロジェクト(ケア × 教育の取り組み)の一環として、昨年10月の授業からつながり実現したものです。その授業では、TBWA HAKUHODOが開発した探究型学習プログラム「かけテク」を活用し、社会にある2つの困りごとを“かけ合わせる”発想法を用いて、ケアに対するアイデアを考えました。そして5月25日(月)、ニチイ学館の本社にて有志の生徒たちが自ら考案した企画をプレゼンテーションした結果、実際の介護現場でそのアイデアを実践する機会をいただけることになりました。

まずは7月末に施設を訪問し、利用者の方々が参加するレクリエーションを見学しました。その後、施設のスタッフの方々に改めてプレゼン内容を伝え、どのような形で実施できるか具体的な打ち合わせを重ねました。そこから約1ヶ月間の準備期間を経て、本番の日を迎えました。
当日は「一緒にお話し」「オリジナルダンス体操」「記念写真をデコレーション」の3つのグループに分かれ、ローテーションしながら利用者の方々と交流を深めました。高校生たちは最初こそ戸惑う様子もありましたが、スタッフの方々や利用者さんに温かく助けていただきながら、最後まで楽しくレクリエーションをやり遂げることができました。プログラムの最後には、利用者さん全員からダンス体操のプレゼントがあり、生徒たちへ手作りのメダルが手渡されました。

生徒たちの振り返りからは、

「最初は緊張で頭が真っ白になる場面もありましたが、利用者の方が優しくリードしてくれたり、笑顔で受け入れてくれたりしたことで、一方的なケアではなく、共に楽しむ関係性の尊さを肌で感じました。」
「現場スタッフの方々の高いプロ意識や、利用者の方々を喜ばせようとする温かい雰囲気に触れ、自分たちの言葉選びや、相手の目線に立ったコミュニケーションの重要性を学びました。」
「利用者の方の笑顔を見られたことが一番の幸せだったと感じました。この貴重な経験を糧に、今後も困っている人を笑顔にするための活動を別の形でも継続していきたいです。」

といった、現場での体験を通した「生きた学び」が感じられました。

今回の経験は、高校生一人ひとりにとって大きな影響を与える、まさに「生きた学び」になったのではないかと思います。プロジェクトを通して触れ合った一人ひとりの想いを想像し、これからの人生をより豊かなものにしていってほしいと願っています。

最後になりましたが、貴重な機会をくださり、温かく受け入れてくださった関わってくださったすべての方々へ、心より感謝申し上げます。