高校弓道部は、8/23~25にかけて明治神宮中央道場(至誠館第二弓道場)で実施された東京都個人選手権大会(関東高等学校弓道個人選手権選抜大会東京都予選)に出場しました。
この大会は、東京都の高体連主催大会で唯一、出場人数の制限がなく、各学校の1年生が大会デビューする大会になっています。本校も、1年生のデビュー戦となりました。本校は、上級生の2年生が2人だけのため、10人以上が初めての大会ということもあり、予選通過はなりませんでしたが、3名が大会初的中を記録し、うち1人は、4本中2本的中することができました(3中以上が予選通過)。
弓道は弓を引く以外にも、歩き方や礼の仕方など様々な体配と呼ばれる様々な決まり事があるのですが、初めての大会ということで、大会にあたって心配なことも多く、緊張したて臨んだ1年生が多かったですが、全員無事に大会を終えることができました。終了後には、それぞれが、次の大会、これからの稽古に向けての目標を大会の感想で述べていました。
また、久し振りに家族の観覧が許可されたことで、保護者の方も多く応援に来てくださいました。ありがとうございました。

弓道には「射即人生」という、弓によってわれわれの生活を潤し、弓によって悟りに達することを意味する言葉があります。これは、弓射によって人生を深くまた高く、豊かにすることの経験をするという意味で、折に触れて話をしています。運動系の部活動に初めて入った、部活動に初めて入ったという部員も多い中、7月の試験後から約1カ月半、弓道場が学校に無いという恵まれた環境ではありませんが、暑い中での外部の弓道場に出掛けての稽古、合宿を経て、大会を無事に終えることが出来たことは、大きな自信になったことと思います。この経験は、今後、弓道だけではなく、様々な場面で生かされるのではないかと思います。弓道を通じて、人生を、高校生活をより豊かにしてもらいたいと思います。これからの部員の活躍が楽しみです。