つるぎで育ったそらの郷の前田さんより、西阿波地方のことについてオリエンテーションを受けます。
世界農業遺産とは?
カヤの使い方?
この地域で使われている道具は、人の手で作られたものが多い?

「雨が降ったら家でできることをやる。雨は恵みをもたらす。雨は雨の良さがある」
自然をコントロールするのではなく、自然に人が適応して暮らすということ。
だからあるものを自分たちで工夫して生かす、そんなものがたくさんあるんですね。

みなさんが自然な姿で自己紹介しているのも、地域の方の温かい人柄に触れてのことだったと思います。

そのあとはフィールドワークで西岡田さんの畑をお借りしました。
なんと、斜度40度!!

段々畑にせずに、斜面そのままで農作業を行うのもこの地域にある特色の一つ。

土が下へ下へ流れてしまうので下から上へ鋤を使って”土あげ”を行います。
これがもうすごい景色なんだけれど怖くてキャーキャー。

おじいさんはそんなところをひょいひょい上がっていきます。

いつからこの土地を大事にされて来たんですか?という生徒の質問には
もう代々、何百年もだよ〜、と。
一同、想像のつかない規模感に衝撃。

斜面も慣れてくると意外と大丈夫という生徒が出てきて、
「先生、ヤッホーって叫んでみていいですか?叫びますよ!ヤッホー!!!!!」

やまびこは返って来ませんでしたが、
学校生活ではみられない子どもたちの姿が生き生きとしていました。