11月11日(月)から14日(木)の日程で、長野県白馬村に行ってまいりました。本校初の長野スタツアです。他県のツアーに比べて、本ツアーは地元の住民の方だけではなく、高校生や大学生など本当に多くの方と関わる機会が多く、実りあるものでした。白馬村は現在、県内では軽井沢に次ぐ観光地になっていて、生徒たちは「サーキュラーエコノミー」と「インバウンド」をキーワードに数多くの講義を受け、ディスカッションで理解を深めることができました。
1日目は、東京駅から新幹線で長野駅へ全員で向かいました。書道の街である篠ノ井駅で下車し、大獅子の歴史を学び、実際に大獅子を持って体験もしました。また書道体験もできました。生徒たちは筆を持つのは久しぶりだったそうで、こだわりの字を創造的に書いていました。その後、3日間お世話になる民宿へ向かい、お腹いっぱい食べたそうです。
2日目は白馬高校の生徒と合流し、地元散策を通じて交流を深めました。昼食後、3日間お世話になる長野大学の学生と合流しました。生徒たちにとっては頼れる良きお兄さん、お姉さんのような存在でした。昼食後、白馬村役場に向かい、サーキュラーエコノミーやインバウンドについてのワークショップとディスカッションで理解を深めました。
3日目は早朝からパタゴニア白馬店へお邪魔し、サステナブルな商品についてのワークショップを受けました。駅前から八方尾根まで徒歩1時間弱歩き、スキーの歴史に関する展示を見にいきました。その後白馬五竜にて「海外従業員による白馬で働いた経緯や感想など」をインタビュー形式で話を聞きました。従業員の方は4名おり、全員が東アジア出身の方達でした。後日談ですが、本校のスタディツアーや教育方針などにすごく共感してくださりました。新渡戸のSNSを事前にご覧になっていたみたいです。ぜひ、「ハピネス・クリエイターを目指すべく、学力偏重ではない創造的な学びを続けてください。」とおっしゃていました。
4日目は、これまでのワークショップやディスカッションで得た知識や直感的な学びを班で発表する日でした。実は2日目以降、外での活動は16時まででしたが、各宿にて夕食と入浴以外は各日で学んだことを整理すべく担当の長野大学生とともに学習した事柄を深化させる振り返りが盛んに行われていました。この発表日は我々に関わってくださった地元の方ほぼ全員がゲストとして私たちの発表を見に来てくださいました。その結果、どの班ともオリジナリティのある中学生らしいストレートな内容で感動したというお褒めの言葉も複数いただきました。
おそらく家庭でも生徒たちが保護者の方へ、楽しかったことや面白かったことなど多くを自発的に共有したのではないでしょうか?
今後ともより実りのあるスタツアを企画・実施させるべく教員一同ブラッシュアップしてまいります。