特進コースのスタディツアー は、同時期に複数の選択肢があります。
選ぶことから、スタディツアー は始まっています。
ここでは、秋・三重県二木島ツアーをご紹介します。

三重県二木島ツアーの最終日。
振り返り会では、生徒たちから「また来たい」「また会いたい」「貢献したい」との声に溢れました。
振り返り会の途中、感動の涙が溢れる時間となりました。
引率の私も、何度ももらい泣き。。。

三重県二木島ツアーは、日本にまだ残る美しい自然、地元のみなさんの温かさ、そして本物体験に溢れています。
毎朝、5:00前に起きて定置網漁業→市場→朝食(自分たちでとったお魚を捌く)を終えてもまだ9:00頃。
そこから、午前&午後のプログラム。
夜は、流れ星が見えるほどの星空。天体望遠鏡を除けば、木星や土星の観察もできました。
ツアーの訪問地は、
事前に生徒の探究テーマを聞いて、現地と連携しながら、訪問先を決めておいた場所と、
現地のツアー中に、偶然の出会いや、紹介、地元の方からのアドバイスで臨機応変に交渉していく場所があります。

二木島チームのテーマは「持続可能な森林」。
FSC認証を日本で初めて取得した速水林業、製材をあつかう野地木材、防災と植栽を考えている国土交通省、森林管理とアマゴ(川魚)の養殖をしている赤倉水産、田んぼのリノベーションで地元の特産物である柑橘系(新姫:にいひめ)の農家を訪れ、収穫のお手伝いなどなど。
中には定置網の清掃を水中ドローンで代替する技術の開発現場にも立ち会う偶然もありました。
すべての場所で、言葉では表現できない出会いと体験ばかり。
持続可能な森林をテーマに活動していましたが、歴史や経済、そして環境に化学や生物学。
さらにはテクノロジーの学びが、これからの解決に関わってくることを体験しました。
生徒たちは、5泊6日で学ぶ目的が明瞭になり、人生が変わる旅になったようです。

東京に戻っても、早速、二木島ツアーへの恩返しプロジェクトが動き出しています。
なんと、新姫の規格外の果実を使った製品開発です!!!
今後、新姫の特徴を研究したり、製菓屋さん(ケーキ屋)と協同する企画書を制作していく予定です。

これぞ真の探究活動。
ツアーで着火した「やる気」は、そう簡単には消えないでしょう。
これからの生徒の成長が、ますます楽しみです!!!