中日は、季節やそれぞれの地域に合わせた活動を、各民家さんで行なっています。
どのご家庭も、特別なイベントを用意するというよりは、日頃の生活に関わることを一緒に体験させていただいています。

本物から得られる感触・体験は、写真や動画資料で見るそれらとは全く違う。

それらを肌身に感じる子供たちは全力で楽しみ、全身で味わっています。

『 生きることとは? 生活することとは? 』子どもたちはどんな視点を持つでしょうか。

<薪割り>
油圧式の薪割り木を体験、木は間伐材を使用
→倉庫いっぱいの薪を一冬で使ってしまう
→お風呂を沸かすためにその薪を使い五右衛門風呂を焚く

<農作業体験>
藍の葉収穫と雑草抜きを見分けつつ作業
紫蘇、ピーマン、茄子、トマトの収穫、出荷のための袋詰め作業
→直射日光の元での作業は大変。農家さんのサイクルは一般的な会社員と全然違う
→一生懸命収穫して袋詰めしたものは16時までに出せば明日には関西のスーパーに並ぶ
→生徒10名でたくさんカゴに用意したものがしめて2万円ほど・・・
→近くの農家さんはみんな70~80代、お世話になったおばあちゃんは73歳で若い方だそう

<空いた時間は自然と遊ぶ>
普段ならスマホ、iPadに手が伸びるところ、
山登り、虫探しなど、壮大な自然に触れることを自ら選ぶ子どもたち

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さまざまな体験を通して、最終日の4日目にはプレゼンが待っています。

余談:大人の民家巡回
4つの山を登ったり降りたり、
6つの民家に分かれて宿泊させていただいている生徒、各ご家庭が車で1時間の距離。
手慣れた方が山道運転してくださっているのですが、全部回ると一日仕事。
(私たちが運転すると、数十回は谷底に落ちるか、
落ちないにしても時間が3倍かかり迷って途方に暮れるでしょう)

臨機応変に地域の他の方も応援に来てくださり、当日までの調整や、日頃の人間関係の在りかた、事前のオンライン打ち合わせなど、たくさんの方が関わって、実際に足を動かして、協力してくださっていることを痛感した1日でした。
ありがたい限りです。