中学校では、Nitobeコンピテンシーという新渡戸文化でつけてもらいたい力について学んでいく時間があります。2学期は世界の一線で活躍するゲストをお呼びして授業をしていただく予定です。今回のゲストはラグビーワールドカップ日本大会のオープニングアクトを務めるなど世界的に活躍しているサカクラカツミさんです。サカクラさんは、ADHD(注意欠如・多動症)とASD(自閉スペクトラム症)と呼ばれる発達障害がり、好きなことだけに集中する性質が原因で、長い間社会に居場所を作れないでいました。ブレイクしたのは47歳の時。

なぜ、サカクラカツミさんは世界的に評価されるアーティストになりえたのか?なぜ、諦めずに好きなことを続けてこられたのか?

そんな疑問に丁寧に答えていくように、どんな子ども時代を過ごしたのかから、お話ししていただきました。サカクラさんの葛藤や苦難を乗り越えた話には共感する生徒も多く、講演後には残って質問している姿が見られました。

個性を貫き、我慢せずに生きるサカクラさんの哲学を通じて、多様性を認め合う社会のあり方にまで思いが広がる時間になりました。サカクラカツミさん、ありがとうございました。