「ガーデンのクスノキに風光る弥生十七日…」、校長先生の式辞の結びの言葉にふさわしい卒業式となりました。

一人ひとりが校長先生から卒業証書を受け取ると、校長先生から式辞をいただきました。「この時代を共に生きる者としてのメッセージ」として、3年間を振り返りながら話をされました。

コロナ禍が始まった入学式前のiPadの配布の際に、「(コロナ感染の)終息を待つのではなく、行動しよう」「悲惨な現実を目の前にしても学びを進めよ」とし、日常の風景が封じられてもオンラインで学びを続けた日々、2学期の始業式では、「豊かに生きることを諦めてはいけない」と式辞の中キーワードが出てきた時、思い出した生徒も多かったのではと思います。

コロナ禍の変遷の中で、少しずつ自分たちの学びをデジタルからアナログに戻し始めた中学2年生、そして、後輩たちを優しく、そして深くかかわった中学3年生という合計2年間、寄り添う教員たちと見守る保護者の方々の下、ポストコロナを作り出す一員として、本日の門出を迎えることができました。

在校生送辞では、生徒会長から共にスポーツ大会でTシャツプリントをした思い出や、ワクワクDayで中華街を探索したことなどを思い出さしてくれました。

卒業生答辞では、中学2年生には「面白く・頼もしさを大切に」と、中学1年生には「新年度の後輩の良きお手本になってほしい」とそれぞれにメッセージを送ってくれました。

式後のガーデンのあちこちで、後輩たちと写真を撮る様子が、彼らたちが過ごした3年間を表しているようでした。最後のHRでは、卒業式を振り返った動画を教室でみたり、先生たちからの最後のメッセージをいただいたりと、暖かい時間を過ごすことができました。