美術コースは探究進学コースがスタディーツアーに出掛けている間、3日間にわたり、コース活動を展開しました。
初日は、校内で11月のスタディーツアーで今年度もお世話になるエデュケーションラボの中谷さんから直接、今回訪問予定の奈良・京都スタディーツアーについてのお話を伺いました。今年度の美術コースのスタディーツアーのテーマは、昨年度の現代アートから変わって、「日本の古美術に触れる」です。奈良に残る様々な仏像や建築などに触れると共に、修復に携わっている方々のお話も伺う予定です。
2日目は国立劇場での歌舞伎鑑賞。歌舞伎を通じて、日本の伝統文化に触れます。鑑賞前には難しそうと感じている生徒も多かったのですが、実際に鑑賞した後は、本物の迫力に圧倒された生徒がとても多かったのが印象的でした。また、現在の国立劇場はもうすぐ建て替えられるということで、現在の劇場で鑑賞するのは今回で最後になりますが、国立劇場の中には東山魁夷や平櫛田中などの日本を代表する芸術家たちの作品がロビーなどに展示されているのも特徴です。生徒たちは、休憩時間を利用して、これらの作品も鑑賞していました。
最後の3日目は昨年度も実施した上野の東京国立博物館と国立西洋美術館の鑑賞になります。先述のように、今年度は奈良へのスタディーツアーということで、仏像や法隆寺宝物館などの鑑賞を勧めたので、鑑賞している生徒が多かったです。事前に見たいものを調べていたので、直接実物を鑑賞することが出来、その迫力に感動したり、ハニワの造形にインスピレーションを感じたりしている生徒が多かったのが印象的でした。