中学2年生では、美術と英語でのコラボ授業を行いました。
名付けて「ライフジャーニープロジェクト」!
自分の人生の過去・現在・未来を1枚のコラージュに表現しました。

What did you like to do when you were child?
What will you want to be in the future?

などのお題に沿って、それぞれが雑誌やチラシを切り抜いてパーツをあつめ、コラージュを練り上げていきます。

英語としては、苦手になりがちな時制の使い分けをビジュアライズしながら理解し、さらに接続詞を使って長い文章で表現できるように練習しました。

言語という認知的な領域と、美術という非認知的領域を行き来することで、生徒たちの作品が有機的に育って行く様子をみることができました。
また、ひとりひとり全く違う作品に興味がわき、いままで知らなかった友達の過去や未来の夢について話がふくらみます。

生徒たちを見ていると、普段の発表よりも英語が自分事になっている、自分の言葉で語っている姿が見られ、とてもうれしく思いました。愛着をもってじっくり作り上げた作品についてだから、語る言葉も丁寧になるのだと思います。

先生に対する発表・先生からのフィードバックではなく、仲間に向けた発表・仲間からのフィードバックを得る機会から、生徒たちの生き生きとした豊かな様子を捉えることができました。

生徒の振り返りより
・「見る」という言葉に気を取られ、鑑賞者側の事だとばかり思っていたが、見えないものを見る力は制作側にこそ必要な物なのではないかと思った。目に見えない、言葉や物に表現されていないものを物体に起こす力。それが見えないものを見る力じゃないのだろうか?
・普段意識せずに見ているものを意識して、さらにそこに意味を込めるのは難しかったけど、当たり前を考えるいい経験(学び)になった。

将来、ふとした時に作品を見て「中2の時はこんなものが好きだったんだ。」「こんなふうに未来を考えていたなあ」なんて思い出してもらえるきっかけになったら素敵だなあ~