高校2年生の選択科目には、「演劇コミュニケーション」という授業があります。
この授業では、他者との協働が必要な「演劇」のワークショップや表現活動を通じて、自分の身体や心に向き合い、他者に耳を傾け、自分、そして仲間とだからこそ生まれる表現を探していきます。
今年も特別ゲストとして、作家・演出家・俳優の岩井秀人さんにお越しいただきました!
岩井さんは、自身のご経験や、演じる人自身の過去の出来事を題材に劇作を続けるなど、幅広く活躍されています。
今回の授業では、自分のことを少しずつゆったり語りあい、最後には即興で1人の生徒から生まれた場面をみんなで演じてみました。
最初は不安げに自分のことを話す生徒たちでしたが、「おもしれぇーー!」と笑いとばしたり、「え、それってこういうこと?」と深ぼったりする岩井さんの姿に、少しずつ緊張がほぐれていく生徒たち。
自己紹介ひとつとってもメンバーの新しい一面が垣間見えたり、お互いに質問し合うことで共感の波が生まれたり…普段とは少しちがった生徒たちの顔がみえました。
誰かが自分を真摯に受け止めてくれるからこそ、私たちは安心して自分を語り、そしてその語りが共感や想像力を連鎖させていくのだと感じました。
2学期は岩井さんからいただいたエッセンスをもとに自分たちの作品づくりに取り組む予定です! ぜひお楽しみに!