6月20日、新渡戸文化高等学校の高校2年生「Better Lives for Dogs」チームのメンバーが、長野県上田高等学校が主催する「北陸新幹線サミット」に初参加してきました。長野県をはじめ北陸各県から集まった熱意あふれる高校生たちが一堂に会するこの探究発表会に、新渡戸文化からは、高校1年次から地道に、そして情熱を持って取り組んできた「幸せなわんちゃんを増やそう」という保護犬の啓発活動についての発表を行いました。今回の発表では、自分たちが本当に伝えたい想いや、「スタディツアー」でのリアルな気づき、そしてこれからの展望をメインに構成し、少し緊張しながらも会場に足を踏み入れました。
 
 サミットの本番では、同世代の仲間たちを前に、スライドを使って堂々と自分たちの想いをぶつけました。今回の参加を通じて得られた最大の学びは、自分たちの探究活動を客観的な視点で見つめ直せたことです。他校のハイレベルな発表や、鋭くも温かいフィードバックに触れることで、自分たちが今どこに立っていて、これからどこに向かうべきなのかという「現在地と次の課題」が明確に見えてきました。他校の生徒とのディスカッションでは、普段よりも一歩踏み込んだ対話を交わすことができ、さらに昼食の交流時間でも普段の学校生活についての話など、同世代ならではの有意義な時間を過ごすことができました。他校の発表を聞いたことによって、新しい知識や意見、今まで考えたことがなかった問題などを知ることができ、これからのプロジェクトだけでなく、自分たちの日常生活にも活かせることがたくさん見つかる貴重な機会となりました。
 
 参加した生徒たちからは、活動の価値と自らの成長を証明する、前向きなふりかえりがありました。「他校からの意見をもらい、実際に保護犬を飼っている人からの話を聞くことができたので、次のポスターセッションや講演のときにはアンケートを取ろうと思いました」と新たなアクションを見据える生徒がいれば、「今までの活動を時系列で繋ぎを意識して伝えたかったのですが、時間が押してしまい、あまり上手く発表することが出来ませんでした。でも、これまでの発表の経験もあり、一人一人が自分の言葉で話すことが出来たと思っています。いただいた意見や今回の反省を次の機会に活かしていきます。」と、次の発表機会を見据えている生徒もいました。また、「他の参加者の発表を聞けたことは、とても学びになりました。スライドの作り方や発表の仕方など、どれもレベルの高いものばかりでした。その中で自分も発表してみて、準備不足、実力不足を実感しました。話すのにつっかえてしまったり、質問にもすぐに答えられませんでした。しかし、今回してくださった質問や意見をこれからの活動に活かしていくために、これからも試行錯誤しながらプロジェクトを進めていきます」と、壁にぶつかりながらも、自律型学習者として前を向く素晴らしいふりかえりを見せてくれました。
 
 この「もっとやりたい、次はこうしたい」という自発的な悔しさや向上心こそが、新渡戸文化が大切にしている主体的な学びの原動力です。同世代とのディスカッションで得た心地よい刺激と新たな気づきを自分たちの糧として、生徒たちは一回り大きくなって帰ってきました。本校ではこうした学外の挑戦を積極的に後押ししています。これからの彼女たちのプロジェクトがどのように進化していくのか、そして新渡戸文化で育つ自律型学習者たちがどんな未来を切り拓いていくのか、今から楽しみで仕方がありません!