1学期末の特編授業期間に
高校1、2年生の1学期間の学習活動を発表する場として、「ミニスタ(=ミニスタディフェスタ)」を開催しました。
「ミニスタ」という名前は、たとえ「小さな学び」であってもまずは発表し、周りと共有することで、新たな気づきやつながりが生まれる場にしたい、という想いをこめ、今年度発足したクロスカリキュラム委員会のメンバーで話し合って決めました。
3月に予定されているスタディフェスタ(学習成果発表会)の中間報告会という位置付けで、今年度から新たに始めた取り組みです。主にクロスカリキュラムでの学びを発表しました。

1年生のクロスカリキュラムは、チームビルディングを目的とした演劇ワークショップから始まりました。3年生からのプロジェクト紹介を経て、学年全体で好きなことや興味のあることを掘り下げる時間をとったのち、興味関心に基づいて10人前後のゼミに分かれました。
探究進学コースのスタディツアー期間や体育祭があり、ゼミでの活動は3回しかできませんでしたが、ミニスタではゼミ活動の成果を発表しました。

2年生は、1学期間「マイ探究」として、これまで進めてきたプロジェクトにさらに磨きをかけていく活動に取り組んできました。毎回どんな活動をするか自分で計画し、それぞれが主体的にプロジェクト活動を進めていきました。大学生の団体に協力してもらい、自分のプロジェクトについて対話し、プロジェクトの解像度を上げる「プロジェクトチューニング」も実施し、ミニスタでは、昨年度のスタフェスの時よりさらに進化した「マイ探究」を発表しました。

アウトプット考査の直後という、準備期間がほとんどない中、クロスカリキュラム委員を中心に設営や運営をし、
2時間という限られた時間で、自分たちの発表をしつつ、他のプロジェクトの発表を見たり聞いたりすることで、これまで知らなかった友だちの活動や想いに触れたり、発信することの価値に気づいたり、学びの多い時間になったようでした。
1年生が2年生のプロジェクトの発表を聞いて「このプロジェクトに入りたいです」という声や、「やりたいプロジェクトが見つかりました」という声もあがり、今後の活動につながる機会となりました。