4月5日は新渡戸文化中高の始業式。あいにくの天気ですが、生徒たちは元気に、そして新しい学年・クラスを楽しみに登校しているのが伝わってきました。

校長先生からは、昨年度の3学期の修了式に話された「自分が変わると、見方が変わる」の話を、『すずめの戸締まり』という作品を題材に話してくださいました。

この作品のキーアイテムとして出てくる「後戸」について、民俗学視点、歴史的視点についての説明があり、古代の土着信仰にある「みしゃぐち」とも関連性があり、現在「石神井」など一部にその痕跡があるという説に、生徒たちは感嘆の声をあげていました。

こうしたことを知らないで作品を見るより、知って作品を見ることできっと見方が変わる、それは学び・知ることで自らが変わったからということなのだと思います。

式の終了後に表彰が終わると、生徒たちは各教室に戻ってきました。戻る途中でも、生徒たちは久しぶりの再開を懐かしみながら、移動していきました。