新渡戸文化中学校の授業の様子をお届けします。
今回伺ったのは中学3年生の国語の授業です。
授業のテーマは、生成AIを用いた小説作りでした。
前回までの授業で扱った、魯迅の『故郷』の発展課題として小説作りを行うそうです。
AIによる小説創作をいきなり始めるのではなく、そのためのステップとして、具体的な3つの課題が示されました。
課題①は、『故郷』の3つの観点をまとめるというものです。生成AIを活用するだけでなく、創作を通して『故郷』という少々難しいストーリーについて、より噛み砕いて理解してほしいという狙いがあるようです。
課題②では、小説の構想を練り上げます。ここでは、先生がモデルケースを見せながら説明を進めていました。
小説の構成を考えるにあたっては、小説の狙い・ストーリー・備考・その他の4つに要素を切り分けて、まとめるよう指示がありました。それぞれの要素にどのようなことをまとめれば良いか、先生が実際に考えた小説の構想の例が示されており、分かりやすかったです。
構成を練り終わったら、いよいよ課題③の小説の創作に取り掛かります。ここで最も重要なワークは、ChatGPTに入力する文章を考える作業になります。細かい会話や設定等含め、全体的にChatGPTが出力する形で小説を作り、違和感のある点や多少の手直しは生徒自身が行うとのことでした。
挿絵を入れてもよく、その場合はCANVAでAIを使って生成します。
小説を完成させた後は、作品についての解説まで作成するよう指示していました。どのようにAIを用いたか等含めて振り返ることで、生徒たちは小説作りの課題をやりっぱなしにして終わらせず、丁寧に取り組むことができるのだと思います。
今回のブログはここまでです!この授業の続きについては、次のブログでご紹介します。